比喩表現は奥深い
比喩表現について知っているでしょうか。
「〜のような」(直喩)
「〜のようだ」(隠喩・暗喩)
などがありますが今回は変わった比喩表現を紹介します。
換喩
換喩とは物事の特徴を別の表現で言い換えることです。
「西洋人」を「白い肌の人々」と言い換えるなどです(全てがそうとは限りませんが)。
提喩
提喩とは
①一部の物を包括的に表すこと
②包括的な物を一部で表すこと
の二つです。
ややこしいので具体例で説明します。
例①
木々(緑の一部)に囲まれる。
↓
緑(包括的な物)に囲まれる。
例②
花(風流なものの一部)より団子(美味しいものの一部)
などです。
転喩
ある事柄を表現する時にその前の出来事や後に続く出来事を使って表現することです。
これも例文でどうぞ。
例)
彼はその場所に足を踏み入れた途端、何故だか胸騒ぎがした。
(前の出来事)彼は過去にその場所に来たことがあるかもしれないことを暗に表現している。
風喩(寓意)
抽象的な概念を具体的なもので表現することです。
ずる賢いハイエナを例に取ります。
「ずる賢い」という抽象的な概念をハイエナという形で具体化しています。
以上です。
知識として役立つかは分かりませんが、まあ知っておいて損は無いと思います。
ではまた。