日記的塵箱

本の紹介、雑談、エッセイを通して自分の文章力向上を目指し、今後書く小説の基盤としようと思っている早大生です。

呼吸する様に(積極的に)矛盾する

人間は矛盾が多い生き物です。

 

「さっきはああ言っていたけど、今は全く逆のことを言っている」。

 

なんて事日常茶飯事です。

 

中々自分の中に一本の揺るぎない線を引くことは出来ません。

 

昨今の人々は矛盾を酷く嫌っている様に思えてなりません。

 

自分の言った事を撤回する勇気、自分の行動を変える勇気が少なく感じます。

 

確かに政治家や商売など、他人の生活にまで影響を及ぼす矛盾はなるべくあってはなりません。

 

信頼を失うきっかけになる事もあるかもしれません。

 

ですが、私の考えですと、「そんな事殆ど誰も気にしていない」の一言に尽きます。

 

変化が激しい今日、変わるのは当たり前、前の常識が通用しなくなるのは当たり前です。

 

人々は皆時代の潮流に揉まれながら生きていて、その時その時に見えた景色を常識と捉えがちです。

 

自分でも知らない間に世間に流されているのに、いつまで自分の旧来の主義主張に拘るのでしょう。

 

コロナウィルスが発見されて間も無い頃、世間は騒ぎすぎだと言って状況を軽視していた人も多いでしょうが、今ではこの状況を軽視する人はいないと思います。

 

それでいいのです、確かに状況を軽視したせいで感染拡大を少なからず助長してしまった方も居るでしょうが、いつまでも悲観的に捉えていても状況は変わりません。

 

自分を変えればいいのです。

 

かつて事態を甘く見ていた自分を思いっきり曲げて、深刻な状態にあることを訴えかけ、状況を好転させるための活動をする自分になれば良いのです。

 

矛盾は必ずしも悪い意味ではありません。

 

今までの自分の言動が悪だと思うなら、その言動に矛盾した行動をとってもいいと思います(逆はいないと思いますが)。

 

その時に相手を納得させられるだけの説明と意志を持つことが肝要です。

 

呼吸する様に(積極的に)矛盾すること、それは適応と捉える事も不可能では無い。

 

そう思います。

 

体に気をつけて。

 

ではまた。